知れば行きたくなる!美術館の取り組みレポート海外編 〜ルーブル美術館〜

 

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ルーブル美術館

趣味が美術館・博物館巡りって素敵だと思うのですが、あまり興味がない方から見ると「高尚な趣味だな」「ちょっと立ち入り難いな」と思われるようで……

知らないと行きにくいし、かといって一人で行くのも作品も何も知らないし…という方に向けて、まずは「美術館」から知ることで楽しめるのでは?!と思っております。

 

日本国内の美術館においても、海外美術館の所蔵品を集めた企画展は毎年行われており、また、なんといっても海外の美術館は規模が違う…!!

美術館・博物館の魅力を知っていただき、興味を持っていただくべく、まずは世界的に有名な海外の美術館を紹介いたします。

 

 

 

ルーブル美術館の概要            

フランスの国立博物館
所在地:パリ

世界最大級の美術館(博物館)であるとともに世界最大級の史跡のひとつで、パリ中心部1区のセーヌ川の右岸に位置する。収蔵品38万点以上。先史時代から19世紀までのさまざまな美術品3万5,000点近くが、総面積6万600平方メートルの展示場所で公開されている。世界でもっとも入場者数の多い美術館で、毎年800万人を超える入場者が訪れ、2018年は初めて1,000万人を超えた。フランスの世界遺産であるパリのセーヌ河岸にも包括登録されている。

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ルーブル美術館 収蔵室

ちなみに、日本で一番大きな博物館は東京国立博物館で展示面積約2万平方メートル、美術館だと*国立新美術館で延床面積約4万9,830平方メートル

東京国立博物館での収蔵品数は約12万件と面積と、ルーブル美術館は面積・収蔵品どちらにおいても3倍近く規模が上回っている。

*1

 

 

ホームページ内容              

ホームページ:

www.louvre.fr

【1】TOP

ルーブル美術館全体の映像が流れ始めます。ワクワク。

 

【2】コロナ対策

こちらもしっかり記載されております。

タイムスロットの予約は、入場無料の訪問者を含め、必須です。政府の勧告に従い、12歳2か月以上のルーブル美術館を訪れるすべての訪問者はヘルスパスを提示する必要があります。 11歳以上のすべての訪問者はフェイスマスクを着用する必要があります。

別ページでは動画での説明もあるため、言語がわからなくて大丈夫です!

2021年11月時点での内容はこんな感じでした。

  • 決められた時間枠での予約が必要

     

  • 混雑している場合予約ができない可能性があるため、事前にオンラインチケットを予約・購入しておくことがおすすめ
  • オンラインでの購入はカード支払いのみ
  • 政府の勧告により、12歳2ヶ月以上の入場者は、**ヘルスパスの提示が必要*2
  • 11歳以上の来館者は必ずマスクを着用(美術館でのマスクの用意はない。)
  • 美術館に入る前に必ず手指消毒のディスペンサーを使用すること
  • 館内では社会的距離を置くルールと予防措置を尊重すること
  • 独立したツアーガイドは、最大25人のグループを連れてくることができます。ただし、社会的距離を保つために、ヘッドセットとマイクの使用が義務付けられる。
  • 美術館内のレストラン・カフェは状況により営業時間が変更になる可能性あり。

開館時間は、火曜日を除く毎日、午前9時から午後6時。

再入場はできないため、しっかり計画を立ててから入場した方が良さそうです。

【3】取り組み

1. バーチャルツアー

petitegalerie.louvre.fr

海外渡航が難しい時でも楽しめるバーチャルルーブル美術館。他のフロアも公開されております!

 

2. 子供向け作品紹介

louvrekids.louvre.fr

アニメーション動画での作品紹介など、楽しく学べるコンテンツが揃っています。

 

3. コンサートのYouTube配信

www.youtube.com

本場のコンサートが聴けてしまいます…!

 

4. ひとつの作品を深掘り!

www.louvre.fr

こちらは世界一有名といっても過言ではない「モナ・リザ」について、技法や展示方法の工夫などがまとめられています。

 

 

SNS                    

YouTube

・チャンネル登録者数:8.89万人
・本数:1000以上
・2009/09/08(12年前)から配信
・最高1,617,912 回視聴(2019/03/29)「ルーヴルピラミッドは30周年を迎えます!」

youtu.be

 

 

Store                    

ミュージアムショップ好きなんです…。各ミュージアムオリジナルグッツは、ひとつ持っているだけでおしゃれ上級者に見えるアイテムばかりなのでご紹介いたします!

e-Shopも開設されているところが多く、ついつい買ってしまいそうです…。

https://boutique.louvre.fr/collections/barbapapa-au-louvre

 

1. バーバパパとのコラボ商品

日本でも人気なバーバパパルーブル美術館収蔵作品に変身しています!可愛い…。マグカップやパズル、トートバックなどアイテムの種類も豊富でプレゼントにも良さそうです。

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バーバパパ×ルーブル

2. 日本の漫画

日本のマンガ家の中でも親仏である谷口ジローさんの作品もございます。谷口さんは生前1か月かけてルーブル美術館を調査しており、ルーヴル美術館/フュチュロポリスコレクション15周年を記念し彼に敬意を表して、日本で最初に出版されたオリジナルのカラー版を、8ページ追加し、ブラックホワイト版のみで出版しているそうです。

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LES GARDIENS DU LOUVER

3. ゲームも!

ルーブル美術館バージョンのボードゲームもありました。私が知っているのは「monopoly」のみでしたが…汗 みなさんがやったことのあるゲームのルーブルバージョンもあるかも知れません。

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monopoly

 

まとめ                   

ルーブル美術館では展示室の規模にとどまらず、さまざまな取り組みにおいて美術館を楽しくする工夫が詰め込まれていました。こういった最新鋭でどんな来場者でも楽しめる取り組みが世界でもっとも入場者数の多い美術館を実現させているようです。

他の海外美術館もまとめていき、比較レポートも作っていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:*国立新美術館は所蔵品を持たないため、英語表記はミュージーアムではなくアートセンターである。

*2:**ヘルスパスとは、フランス本土国内のフライトに搭乗する際に求められる書類またはデジタル形式での証明書のこと。